ギリシャ家族旅行記 3日目

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ギリシャ家族旅行記 3日目

こんにちは、パッパです。2023年の夏休みはずっと楽しみにしていたギリシャ旅行です。まだ帰宅して間もない間に楽しい思い出、そしてこれからギリシャのアテネやザギントスに行かれる方の役立つ情報になればと思いブログに起こしてみた。

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予定は買い物

アテネ3日目はなんと何も予定がない。というか、家族もこの猛暑の中の観光で疲労が溜まっているだろうと、特別どこかに行く予定はなく、ブラブラしようということになっていた。

そんなわけで朝食をとった後、想定以上にクーラーの効いた部屋でまったりしている家族をおいて、パッパは一人で散策にでかけた。

実は滞在しているホテルの近くに立派なパルテノン神殿を彷彿させる建物があったので気になっていたのだ。行ってみて気付いたのだが、この建物はなんとアテネ大学の校舎だった。

さすがアテネ、もう学校が神殿なのね。そして、両側の円柱の上に佇む像は左がアテナ女神、右がアポロン神。とてもご利益のありそうな大学である。

さて、ちょこっと散策してホテルに戻るとやっと家族もお出かけの気分になったようなので、アテネ市内の中心部へのお出かけをした。

午前中だからか、町のいたるところでみかけるパン屋さん。

ゴマらしきものが付いたドーナツっぽいのやパンなどが売られていたけれど、きっと出勤途中に朝食代わりに食べるんだろう。

パッパも試したかったが、今朝も朝食ブッフェでたらふく食べてしまったので、残念ながら試す余裕はなかった。

やはりというか、女性は買い物が好きなのは理解していたが、この日もいかに好きか身に染みて体験した。

アテネ中心部にはお土産屋はもちろん、小さな個人商店もあったりと、とりあえず路地を10m歩くと20分はそこに止まる状態が続く。

こちらは、定番のギリシャお土産屋さん。昔ギリシャに来た際には貧乏旅行だったし、お土産なんて見向きもしなかったが、よく見るとどのお土産屋さんにも青い目のような飾りを見つけることができた。

これは、ギリシャの魔除けのお守り「マティ」というらしい。周りからの妬み、嫉みの視線から守ってくれるらしいので、パッパも一つ購入することにした。

ただ、周りから妬みや嫉みされるような要素はほぼ皆無に等しいと思うし、どちらかというと自分がそのような目を周りに向けてないか心配になってしまう。

野外ランチ

今日も最高気温36度と灼熱の日だが、外でランチをすることになった。なぜなら、子供が昨日通りがかって見つけたパスタ屋さんでお目当てのパスタを食べたいからだ。

こちらがそのお店、店名は「LADY n’ TRAMP」。このお店はイタリアンのファーストフードらしく、ピザやパスタをその場で調理してくれるらしい。

ちなみに、パスタは店の奥で生パスタを作っているのが新鮮だった。

子供のお目当ては、茹でたての生パスタを豪快にパルメジャーノのチーズで絡める一品。ストックホルムでもこんなおしゃれなお店は一部あるけれど、安さと手軽さではギリシャが一歩リードしている感じがした。

こちらは完成品。もちろん、ほとんど子供が食べつくしてしまった。

パッパと妻は冷たく冷えたギリシャビールに激辛ポテトでカンパーイです。

アテネ中央市場を探検

昼食後はさすがにショッピングは終わりかと思いきや、まだまだ女性陣は買い物をしたらしく、さすがのパッパも付き合いきれないので、別行動をとることにした。

パッパはまだ行ってなかったのは、そうアテネ市内にある中央市場。微かな記憶だけれども、昔今の妻と訪れたはずである。

確かにショッピングを楽しみたい女性には縁もゆかりも興味もない場所だが、こういった地元の生活に直結した市場などは、その地域に根差した生活を少しでも垣間見ることができて好きだ。

アテネ中央市場は外回りに乾物や香辛料などの露店、メインの入り口付近には肉屋が並んでいた。訪れたのが午後ということもあり、それほど賑やかではなかったが、まだまだ大量の肉を捌きつつ売っている姿が印象的だった。

こちらは、魚屋さん。ギリシャ来てから毎食のようにスウェーデンにはない美味しいシーフードを頂いている。

読者の中には、スウェーデンだってほぼ島国だしシーフードぐらいあるだろと思われるだろう。実際、スウェーデンはもちろん海に囲まれた国なのだが、食材となるシーフードに関してはまったく日本と異なる。

これはパッパの持論だが、スウェーデンは確かにバルト海という海に囲まれてはいるが、バルト海は内海ということもあり、塩分濃度が普通の海よりも低く、ほぼ湖だと思っている。

だから捕れる魚も海というよりも湖の淡水魚に近く、種類も非常に少ない。とはいえ、もちろんシーフードは買うことはできるが、それほど新鮮ではないし、元々スウェーデンの食文化でシーフードがそれほど尊重されていなからだろうか、あまり美味しいと思ったこともない。なのでパッパ家族がギリシャにきて毎食のように美味しいシーフードを頂けること自体、スウェーデンに住む日本人として非常に幸せなのである。

ちなみに、いかにスウェーデンがシーフード食材に乏しく、そのため食文化も育ってことなかった証拠がスウェーデン語の中にある。パッパの大好きなイカやタコ、スウェーデン語ではどちらも「bläckfisk」という。bläck=黒、そしてfisk=魚を指すため、要はイカもタコも「黒い魚」と呼ばれているのである。

確かにどちらも黒い墨を吐くところからきているのだろうが、タコやイカが昔は流通していなかったにしても、2種類の異なる種を一言で言い表すところは、まさに興味がない証拠だろうと思う。とはいえ、今ではイカやタコはスウェーデンのスーパーでたまに見ることができる。もちろん、どちらも商品名は「bläckfisk」だ。

さて、アテネの観光&シッピング、そしてアテネ中央市場の探検はこれでおしまい。パッパ家族は夕方ホテルに戻ると、次の目的に向けて荷物を整理して空港へを向かった。

さようなら、アテネ。こんばんは、サギントス

実はパッパ家族は3日目にしてアテネを出発します。そうなんです、ここまではアテネの神話や歴史を学びつつ観光をする夏休み。そして、ここからが海外でいうところの本当の「バカンス」の始まりなのです。

オリンピック航空のプロペラ機で向かうのはアテネから西に300キロ、イオニア海に浮かぶサギントス島である。飛行時間はおよそ1時間だったが、機材のトラブルでアテネ空港を出たのは出発予定時刻8:25から1時間過ぎた9時半ごろであった。

ザギントス島には10時半過ぎに到着、空港を出れたのはもう11時となっていた。

ザギントス空港にはすでに宿泊施設が用意してくれた無料送迎のメルセデスベンツのバンが止まっており、宿泊施設まではおよそ30分かかる。

もう夜中の11時ということもあり、子供は寝ているだろうと思いきや家族全員目がギンギンで子供はGoogle mapでいつ宿泊施設に着くのか凝視していた。

それもそのはず、実はザギントス島での宿泊施設は民宿でもホテルでも民家のAirbnbでもない。長期滞在用の高級一軒家を予約していたからだ。

さあ、これがパッパの夏のバカンスの拠点となる場所である。

 

宿泊施設の名前は「Vatia Villas」、写真の通り一軒家がまるまるパッパ家族だけの専用であり、もちろんプールもプライベートである。

到着時間は11時半を過ぎていたが、なんとオーナーである父親と息子さんが出迎えてくれるではないか。深夜にもかかわらず嬉しいことだ。

オーナから一通り施設の説明を受け終えて、さて荷物を広げようかとリビングに戻ったら、すでに子供は水着に着替えて浮き輪を膨らますのに必死になっていたのが可愛らしかった。

もう深夜、日付が変わったにも関わらず子供はプールで大騒ぎである。今回の旅行では、パッパ的には今回のアテネ国内の移動が心配だったので、ここまで無事にこれで本当に良かったと安堵したせいか、どっと疲れが出てきたが、それでも子供の念願のプライベートプールを喜んでいる姿が本当に嬉しかった。

もう時間は1時近くなったので、深夜のプール遊びは強制終了して、今日はこれで終わりとした。

 

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