移住したけど「日本の電化製品」は必要!?

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海外移住

移住したけど「日本の電化製品」は必要?

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はじめに

こんにちは、パッパです。ストックホルムはすっかり秋から冬となりました。まだ雪は積もるほど降っていないのが残念なところです。

さて、最近ブログの統計を確認してみたところ、なんと累積訪問者がいつの間にか1万人を超えてるではありませんか!?こんなしょぼい、ただのおじさんの呟きのようなブログを読んでくださる方々がそんなにいらしたとは、感動と共にちょっと恐怖というか恐縮してしまいました。

何かのご縁でパッパのブログにお越しいただき、読んでいただいた皆様には、ただただ感謝しかありません。ありがとうございます。

そして、そのブログのアクセス統計から意外にも「移住したけどXXXは必要?」シリーズが良く読まれてることがわかりました。そしてそして、つい先日にちょうどスウェーデンに移住された方とお会いすることがあり、今回のお題はそこから拝借してみました。

海外移住=日本の電化製品さようなら?

今回のお題は「移住したけど日本の電化製品は必要?」です。まずはこのお題を思いついた先日の出来事からご覧ください。

こんにちは、パッパさん!スウェーデンに移住してきました。パッパさんは移住者の先輩ですし、よろしくお願いいたします。

パッパ
パッパ

ようこそ、スウェーデンへ!最初は色々大変ですし何かわからないことあれば、言ってくださいね。しかし、引越しの荷物が以外に少なめなんですね。

ええ、日本で使っていた家具とかはもう古かったので捨ててきましたし、日本の電化製品はもちろん使えないので、全部あげちゃいました。

パッパ
パッパ

えっ、家具はいいとしても、電化製品はまだ使えるのに持ってこなかったんですか?

いやだなぁ、パッパさん。日本の電化製品はスウェーデンでは使えないのは当たり前じゃないですか。大丈夫です、餞別いっぱいもらったし、新しいのを買いますよー。

パッパも数年前に日本からスウェーデンに移住してきた際には、いくつかの電化製品を捨てたり、実家や友人などに譲り渡しました。だけど、日本で買ったからと言って、すべての電化製品を置いてこなかったです。日本で買った電化製品すべてがスウェーデン、つまり海外でまったく使えないのでしょうか?

今回は移住者なら誰もが悩む日本の電化製品について書いてみます。

日本とスウェーデンの電気の違い

さて、移住に限らず海外旅行をする際に日本の電化製品が海外で使えないのはご存知かと思います。だけど、なぜ使えないかご存知ですか?そう、電圧が違うからです。日本の一般家庭は100v(50/60Hz)を使用しており、電圧が異なる国では100vにしか対応していない電化製品は使えません。

では、日本と同じ電圧100vを使っている国なら関係ないじゃん!となるのですが…パッパが調べた限りでは、全世界で100vを使っているのはなんと日本だけなんだそうです。以下はいくつかの国を例に列挙してみました。

  • 台湾     115v
  • 中国     220v
  • アメリカ   115/230v
  • ヨーロッパ  220~230v(スペインは127v~220V)

もちろん、スウェーデンも他のヨーロッパの国々と同じで220vが供給されています。

以上のことから、実は日本の電圧にだけ対応した電化製品はどこにいっても電圧が異なるために使えないということがわかります。ちなみに、上記の電圧の世界地図はビックカメラのホームページからの引用です。

日本で買った電化製品はすべて使えないの?

じゃ、日本で買った電化製品は海外移住しようと思ったらすべて無駄になってしまう!っと思われる方もいるかもしれません。しかし、実は日本の電化製品でも製品自体が日本だけでなく海外の電圧にも対応して製造されている製品もあります。

220~230vの海外電圧に製品として対応している主な電化製品はノートパソコンやスマートフォン、デジタルカメラ・ビデオなどではないでしょうか?元々これらの製品は日本市場以外も想定して製造されている、もしくは海外旅行などで使われることも前提に製造されているからでしょう。

反対にまず100vにしか対応していない電化製品は、テレビや炊飯器、白物家電の代表と言える冷蔵庫やクーラーなどでしょう。理由は簡単で、購入した人がわざわざ海外旅行などで海外に持ち運ぶ可能性もありませんし、元々100v以外の環境で使う可能性がほぼ皆無だからだと思われます。

そんなわけで、海外旅行レベルであれば大概の電化製品は海外の電圧に対応していたりするので問題なかったりします。が、しかし…海外移住者はあくまでも”旅行”ではなく”生活”であるため、旅行では絶対持っていかないような電化製品も海外に持っていきたくなってしまうのです。

日本の電圧でしか使えない電化製品を海外で使うためには?

変圧器の必要性

移住だからこそ、日本の電圧にしか対応していなくても持っていきたい電化製品ってありますよね。そんな時に必須となるのが変圧器となります。

変圧器は書いて字のごとく、異なる電圧に変換してくれます。スウェーデンの場合には通常は220vの電圧ですが、変圧器を通すことで100vに変換してくれるので、安心して100vにしか対応していない電化製品でも使うことが可能となります。

日本で購入した電化製品も変圧器を準備すれば、安心して海外で使うことができますし、海外移住をするからと言って今までに購入した電化製品を捨ててしまわずに済みますから、ぜひ移住を考えている方は検討してみてください。

変圧器の選び方

あとは変圧器を購入するだけっと思われた方、まだです!変圧器にも色々と種類があり、どんな家電製品を変圧器を通して使いたいかによって適した変圧器を選ぶ必要があります。

電子式とトランス式

実は、変圧器には主にトランス式と、電子式があります。パッパの個人的な意見としては、トランス式の変圧器がおすすめですが、一応両方式について簡単に説明しておきます。

トランス式とは、内部でコイルがグルグル巻かれており、入力した電気の波形を保ったまま電圧を降圧したり昇圧して出力します。そのため、すべての電化製品に使用が可能です。しかし、消費電力に比例して変圧器も大きくそして重たくなります。

これに対して、電子式は入力された電気の波形を変形させて電圧を疑似的に降圧して出力します。そのため、使用可能な電気製品の種類に制限があります。例えば、電化製品内にマイコン内臓の場合、熱器具で温度調整機能が付いているものは使用してはいけません。ただ、トランス式に比べてサイズも小さく軽いため、変圧器を使う電化製品の仕様をよく理解していおり、電子式でも問題ないと確信している場合には、電子式がおすすめかもしれません。

消費電力

変圧器には電子式とトランス式があることを理解されたら、次は変圧器の消費電力を理解する必要があります。消費電力は使いたい電化製品が消費する電力をワット(W)で表しますが、変圧器はその消費電力の量によってサイズも重さも金額もかなり異なってきます。

小さな海外旅行用の変圧器であれば10W~50Wほどで、スマートフォンやデジタルカメラの消費電力を供給することができます。ノートパソコンとなると消費電力は少し上がって50W~150Wですので、中型の変圧器が必要となるでしょう。

そして、海外で使いたい電化製品がドライヤーや炊飯器、そしてホットプレートとなると消費電力は1000Wを優に超えるため、変圧器のサイズも重さも価格も消費電力に比例して大きく重く、そして高価となってしまいますので、本当にその電化製品を変圧器を通して海外で使いたいのかよく検討することをお勧めします。

パッパの日本の電化製品に関する経験談

スウェーデンに持ち込んだ電化製品たち

さて、最後にパッパが実際にスウェーデンへ移住した際に持ち込んだ日本の電化製品を教えてたいと思います。スマートフォンやノートパソコン、Nintendoスイッチなどはすべてスウェーデンの電圧に対応しており、変圧器を必要としていませんでしたから、ここでは変圧器が必要とする電化製品だけ列挙します。

  • 大型ホットプレート
  • 小型ホットプレート
  • ホットサンドメーカー
  • フードプロセッサー
  • ジューサー
  • 任天堂のWii
  • 布団乾燥機

パッパの場合、第1に「破棄するのはもったいない」そして「スウェーデンでは入手困難」という2つの理由からほぼすべての日本で購入して使用していた電化製品を持ってきました。もちろん、照明や白物家電は持ってきませんでした。

特に大活躍している電化製品

持ってきた電化製品の中で最も活躍しているのが、ホットプレートと布団乾燥機でしょう。

ホットプレートは家族での食卓から自宅でのパーティーまで幅広く使えます。たこ焼きはスウェーデン人にはちょっと不人気でしたが、たこ焼きプレートにシーフードを入れて小分けのアヒージョを作ったら大人気でした。

ちなみに、スウェーデンの電気店でホットプレートに似た卓上のグリルを見つけることができました。残念ながらたこ焼きプレートはありませんでしたが、日本と違って卓上で調理しながら食べるという文化がないスウェーデンでも卓上グリルが売られているのにはちょっとびっくりしましたし、これならわざわざ日本からホットプレートを持ってこなくても焼肉が楽しめるのかもしれません。

布団乾燥機は特に冬は必須な電化製品なんです。ご存知の通り、北欧スウェーデンの冬は長く暗い日々が続きます。ベッドのシーツやカバーは洗えますが、なかなか日光を拝むことすらできない状況で、布団を干すこともできないので、そんなときには布団乾燥機でフカフカのホカホカにしてあげます。

持ってきた変圧器たち

日本の電化製品と一緒にパッパは以下の3つの変圧器を持ってきました。

  • 変圧器A:
    • 35Wしか対応しない小型変圧器です。海外旅行時に使っていたものとなります。パッパのシェイバーの充電から、子供たちが任天堂のWiiで遊ぶ時に使っています。
  • 変圧器B:
    • 550Wまで対応する中型変圧器ですが、重く部屋の雰囲気に合わないので倉庫に封印中。
  • 変圧器B:最大(合計)3000W
    • カシムラの1番大きな変圧器で合計3000Wまで使用可能です。基本この変圧器でホットプレートで焼肉やたこ焼きを楽しんでおり、布団乾燥機も活躍しています。



 

パッパからの個人的なアドバス

変圧器には変圧のスイッチがあります!

日本の電圧から海外、海外の電圧から日本への両方の変圧が可能な変圧器には必ず切り替えスイッチがあります。このスイッチは本来頻繁には触らないスイッチのため、変圧器によってはネジと金具で固定されていたりします。

パッパからのアドバイスは変圧器を使用する際には、必ずこのスイッチが正しいかを確認して欲しいことです。

実はパッパが実際にやってしまった失敗談として、変圧器Bを使ってゲーム機のWiiをスウェーデンにきて初めて使おうと思ったのですが、なんと変圧器のスイッチが「100vから220vに変換」するようになっていたため、Wiiのコンセントを指した途端に異様なショートする音と共に、Wiiがご臨終してしまったことがありました。なぜか変圧器は無事でしたが、100vにしか対応しない電化製品を海外の電圧のコンセントに繋ぐとこんなことになるという貴重な実体験をした。

そして、その後子供たちに責められたのは言うまでもありません。ごめんなさい。

海外電圧に対応した一部の製品

どのような日本の電化製品でも変圧器があれば使用可能ですが、なんでもかんでも変圧器に頼ってしまうと高い変圧器をたくさん購入しなければいけなくなります。

そして、一部の電化製品はすでに海外電圧に対応した形で製造されているため、もしまだ渡航先に持っていきたい電化製品が購入前であれば、ぜひ海外電圧に対応した製品を探してみてはいかがでしょうか?もしかすると、変圧器を購入するよりも安く買うことができるかもしれません。

パッパの調べた限りでは、炊飯器やドライヤーは比較的簡単に購入できそうです。なんと布団乾燥機も海外対応版があるようですが、需要が少ないからかお値段がかなり割高なようです。

移住時の電化製品と変圧器の簡単判定

最後に「結局、今持っている電化製品は移住時にどうしたらいいのか?」という疑問を持たれた方のために、移住時に電化製品をどうすればいいか簡単に判定できちゃうフローチャートを作ってみました。

もちろん、これはパッパの主観的な考え方であり、必ずしもすべての方々に正しい判断を提供できるとは思っていませんが、移住を検討されている方々に少しでも電化製品について頭の中を整理するのに役立てば幸いです。

 

まとめ

移住したけど「日本の電化製品」は必要?いかがでしたでしょうか?本当はもっと短く簡素な記事にしようと思っていたのですが、自身の経験やあの情報やこの情報も…っと書き足していたら、こんなに長くなってしまいました。長文にも関わらず最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回のブログで、海外移住をするからといって安易にすべての電化製品を手放す必要はないことを理解頂けたかと思います。ただし、変圧器も消費電力によっては非常に高価な買い物になるため、各々の価値観を元に、バランスの良い判断をする必要があるかと思います。そして、このブログが少しでもそんな海外移住を考えられている方のお役に立てれば幸いです。

 

最後までパッパのブログを読んでいただきありがとうございました。パッパのブログは以下のブログランキングに参加しております。誰かに読んでいただいているという実感と次の記事への執筆意欲となりますので、ぜひクリックをお願いいたします。

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