日本の外資系企業とは?

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日本の外資系企業とは?

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はじめに

グローバル化の波が押し寄せてくるとうたわれたのは何年前でしょうか?インターネットに溢れる外資系企業名に魅力を感じて外資系企業への就職や転職を試みた方はたくさんいたかと思います。今回はパッパの外資系企業への就職&転職のはじめとして、まずは基本となる外資系企業の実態をお伝えしたいと思います。

ちなみに、パッパの詳細な経歴はこちらをご覧ください。

外資系の定義

有名どころ

一般的に外資系というと、金融系とコンサル系、消費財系、そしてIT系を思いつく方が大半かと思います。金融なら、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレー。消費財系ならP&Gやロレアル。IT系ならばニューヨーク大学スターン経営大学院のスコット・ギャロウェイ教授が名付けたGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)が有名どころでしょう。

誰が「外資系」と定義している?

では、正確な意味で「外資系」の定義についてまずは理解していきましょう。パッパが調べた結果では、外資系企業に明確かつ厳密な定義がないことがわかりました。経済産業省の毎年度国内の外資系企業の動向調査を行っていますが、これも経済産業省が独自の線引きをして「この会社は外資系ね」っと決めています。

外資系の定義

以下は2017年度の経済産業省が外資系企業動向調査を行った際の対象企業の選出方法となります。(経済産業省「平成29年外資系企業動向調査」)

  • 外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している企業であって、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業
  • 外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している国内法人が出資する企業であって、外国投資家の直接出資比率及び間接出資比率の合計が3分の1超となり、かつ、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業

外資系だけど外資っぽくない

  • 要は会社の株を所有する外国籍の投資家によっていわゆる「外資系」企業として特定していることがわかります。そうなると、純粋な日本企業だと思っていた企業も実は外資系だったりします。
  • ちなみに、2017年7月下旬に東京商工リサーチが公表した「外国法人等株式保有比率調査」(2016年度決算、3062社対象)によると、外国人持ち株比率で上位にある意外な会社としては、中外製薬(76.57%)、PPIH(旧:ドンキHD)(73.01%)、新生銀行(53.01%)など、日本人には日本企業として認知されている企業も実は「外資系」だったりします。「外資系」という言葉に踊らされてしまうと色々と矛盾を感じずにはいられませんね。

外資系企業はたくさんあるの?

日本にある外資系の数

有名どころの名前だけを上げると外資系企業って希少で、だからこそ競争率の激しい世界というイメージが先行しがちですが、前章で述べた経済産業省の定義における「外資系」企業は日本国内に5662社存在することがわかっています。ただし、定義自体は会社の株を所有する外国籍の投資家によって左右されるため、この数字は日々変わっているのが現状です。

業種別の観点から見えてくるもの

業種別に見ると、製造業が17.5%の562社存在するのに対して、非製造業は82,5%の2781社と圧倒して非製造業が多いことがわかります。これは、製造業のようにモノを作り出して利益を得るよりも、卸売りやサービスなどモノの転売や目に見えないものを売るサービスのほうがより海外から魅力的な市場として見られていることがわかります。

外資系の外国人率

  • さて、ここまでで巷で言われる「外資系」がどんな定義の企業なのかがおわかりいただけたかと思います。続いては、外資系企業で働くことになった場合には、避けては通れない外国人の同僚・先輩、もしくは上司の数についてです。
  • 厚生労働省の外国人雇用状況には、平成29年10月時点で1,278,670人が日本の企業に雇用されています。この外国人の雇用状況だけを見た場合には、非常にたくさんの外国人が雇用されていますが、最も多い外国人の雇用数は中国(95,583人)、続いて韓国(24,694人)となっています。
  • やはり地理的にも近い、中国や韓国からの労働者が非常に多いことがわかります。もちろん、外資系とはいえ、大小様々な規模の会社があり、業界により異なるかとは思いますが、パッパが育ってきたIT業界においても、中国からのエンジニアは年々非常に増加していると感じます。

欧米人は以外に少ない?

  • 外資系=米国や欧州などをイメージされる方も多いかと思いますが、アメリカ人に限って言えば31,548人、イギリス人は11,730人が日本国内で雇用されています。「外資系」というイメージから、ついつい欧米諸国の金髪の方々がいっぱいいると期待してしまうかもしれませんが、やはりアジアに属する日本はアジア人が活躍する市場なのかもしれません。
  • ただし、残念ながらこの外国人率は本当に企業により異なることがパッパの経験からも明白です。社名および資本が「外資系」となっていても、まったく外国人のおらず、英語も使わない会社もあれば、社員の半数以上が日本以外の国籍という会社もありますので、外国人の中で切磋琢磨して自分を磨きたい方や多国籍な価値観を身に着けたい場合には、興味のある外資系企業の中を事前にリサーチすることをお勧めします。

まとめ

  • 今回はちょっと小難しい日本における外資系企業について理路整然と書かせていただきました。外資系企業に就職や転職で興味がある方には、まずはその「外資系」とはなんぞやが理解して頂けたのであれば幸いです。
  • 正直、パッパも正確には知らなかったことも多々ありましたが、次回からはもっとパッパの実経験を織り交ぜて情報を発信していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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