ギリシャ家族旅行記 1日目
こんにちは、パッパです。2023年の夏休みはずっと楽しみにしていたギリシャ旅行です。まだ帰宅して間もない間に楽しい思い出、そしてこれからギリシャのアテネやザギントスに行かれる方の役立つ情報になればと思いブログに起こしてみた。
初っ端から後悔
待望のギリシャ家族旅行のフライトはスウェーデン首都ストックホルムにあるアーランダ国際空港を朝6時に出発。そうなんです、安くて早くギリシャに行きたいからって朝のフライトはなかなかタフな決断をしたものだと自分でも後悔したのが初日の最初に感じた後悔である。
朝6時の国際線に搭乗するということは、朝4時にはチェックインできる状態で空港にいなければならない。そして、パッパの自宅はストックホルム市内のため空港まで車で約1時間がかかる。
結局、出発当日は家族全員朝2時に起床して3時に車に乗り込んで自宅を後にした。
朝2時に起床とは書いたけれども、子供はもちろんのこと自分もまったく睡眠をとることはできなかったし、「寝た」っという感覚はほぼなかったので、やはり早すぎるフライトはなかなか大変なんだと感じた。
悪いことがあれば良いこともある。コロナ禍の影響で今夏スウェーデンの空港でも様々な混乱やフライトの遅れ突然のキャンセルなど発生しており、実はパッパも大変心配していたが、その点では早朝のフライトは何も影響を受けることもなく、チェックインからセキュリティゲートそして搭乗までとてもスムーズに進めることができた。
そして、早朝だからこそ素晴らしい朝焼けの中夏休み旅行をスタートできたことは言うまでもない。
ギリシャと言えばアテネ!
ストックホルムからギリシャの首都アテネまでは飛行機でおよそ3時半。日本までの10時間以上のフライトと比べたらあっという間である。
実はパッパと妻は学生時代に貧乏旅行でギリシャに訪れたことがある。その時はお互いに欧州で学生をしていたので、少ない資金でアテネ観光をしてクレタ島にも訪れた。もちろん、子供は初ギリシャのため、前半の旅は定番のアテネ観光と食べ歩きをすることにした。
しかし、北欧スウェーデンから数時間で灼熱のギリシャに来るとさすがに体に堪える。出発時、ストックホルムは早朝というか深夜ということもあり気温は15度ほどで寒かったが、ここは最高気温36度。湿気も北欧以上に高く久しぶりに少し体がべたつく感覚に襲われた。
ちなみに、アテネ国際空港からアテネの町までは色々な交通手段があるが、最もリーズナブル(安くて)で便利なのは空港バスだと思っている。片道5€で所要時間は約1時間!交通状態にもよるが、基本的にスムーズに運行していたし、これを電車にすると2倍10€だが、所要時間は同じく1時間程度となぜ敢えて高いお金を払わなければいけないのかメリットを感じられなかった。
ただ、普通の路線バスがそのまま運行しているので、日本の空港高速バスのように大きなスーツケースなど荷物室に預けることができない。荷物を抱えつつ席を確保する必要があり、少し忙しないし、席も限られているので早めに停留所に並んでおいたほうがよい。
とりあえず食べまくる
ヨーロッパ在住のメリットはやはり他のヨーロッパの国々に近いことだと思う。早朝というよりも深夜に眠気に負けずに出発したパッパ家族はお昼前にはアテネに着いた。
日本在住だったら東京から沖縄に行ったような距離感だろう。それに、正直なところ日本に住みつつ家族でギリシャ旅行なんて高額過ぎて絶対に無理だったことを考えると、冬の寒くて真っ暗な北欧を生き抜いているメリットもあるんだなっと勝手に納得するパッパであった。
さて、お昼では残念ながらホテルのチェックインはまだできなかったので荷物だけおいて早速ギリシャのランチを食べに向かう。
ゆっくりレストランでランチする食欲はなかったので、とりあえず事前にチェックしていたアテネ中央市場の入り口にある立ち食いスブラキ屋さんへ来てみた。
店名は「Volvi Souvlaki」というらしい。スブラキとはギリシャの国民食的なファーストフードでお肉や魚介の串焼きを指す。串焼きをそのまま食べるもよし、焼いたお肉をピタ(円形の平らなパン)で野菜などと一緒に巻いて食べるもよし。
ちなみに、前回貧乏学生旅行でギリシャに来た際にもこのスブラキピタには非常にお世話になった。妻ともこの度でもう一度食べたいっと話していたので、初日の到着してすぐに食べれたのは感無量だった。
味付けは基本的にシンプルで塩、ニンニク、レモンやハーブそしてギリシャ特産のオリーブオイルのみ。このお店はハニーマスタードをかけていたけれど、それでもお肉のうまみと野菜の甘みが直に伝わるシンプルな食事で家族にも好評だった。
ちなみに、このピタに包んだスブラキは1つ2€、現在の日本円で316円ほどである。円安状態で日本円を計算すると割安感はまったくないが、スウェーデンクローネで換算すると23kr。これはスウェーデン在住者としては安いと驚くレベルである。
スウェーデンで20kr払って食べられるものはホットドックくらいであろう。
続いて、しょっぱい物を食べたら甘いものを食べたくなるのは人の性であろう(ん?)こちらもパッパが事前に調べておいたスイーツスポットである。
家族の女性陣の思考・食欲を事前に察知してリサーチしたのは今回の旅の大きなパッパの改善ポイントである、が旅行が終わっても誰にもそれを評価されることはなかった、残念無念。
さて、話は戻ってこちらの店名は「Krinos (est.1923)」老舗のドーナツ屋さんである。早速食べ歩きをするためメニューを探したがメニューらしきものが何もないので店員にメニューをお願いしたら、目の前のドーナツとソフトクリームだけだよっと言われたので早速両方を注文してみた。
ソフトクリームは定番のチョコとバニラにした。これは個人的な感想だが、欧州のソフトクリームは元となる牛乳が脂肪分が多めのため、結果として濃い濃厚なソフトクリームをよく食すが、これはソフトクリームとはいえ軽くさっぱりとした感じが日本のソフトクリームを思い出させた。
さて、メインはやはり名物のドーナツである。ギリシャは養蜂で非常に有名な国ということもあってか、ここのドーナツは「これでもか!」というくらいギリシャのハチミツをたっぷりかけてくれている。
ドーナツ自体は小さめで軽いのだが箱を持った際にドーナツ6つの重さではなかったので、たぶんここの商品はドーナツではなくハチミツなんだろう。
このハチミツがまたクセがなく濃厚、だけど重たくない感じがとても美味しかった。最初は甘すぎてくどくなると思いドーナツ全体をハチミツに絡めるのを躊躇したが、最後はたっぷりとハチミツの中にダイブさせてドーナツを完食できた。
パルテノン神殿を眺めれる絶景のホテル
ギリシャ初日にしてなかなか内容の濃いランチとデザートを堪能できたところで、そのまま観光の定番Hop-on Hop-offバスでアテネ市内の観光をした。観光バスなら座っているだけで市内の主要観光を回ってくれるから楽ちんである。
ただ、食後ということもありほぼ家族全員が観光ではなく睡眠のためにバスに揺られていたようで、ほぼ写真はない。
Hop-on Hop-offバスでアテネ市内を一周するには約1時間かかる。グルりと宛名市内を1周するころには家族も起きていていたので、2周目は必要なさそうと判断してチェックインをするためにホテルへと向かった。
今回のアテネ滞在先はアテネ市内観光がしやすいようにと中心部に近いTitania Hotelに部屋を取った。このホテルはアテネの中心部となるシンタグマ広場まで徒歩で12分、先ほどのアテネ中央市場やレストラン街へもとても交通の便がいいので選んでみた。
外見もそれほど悪くない、それもそのはず一応4つ星ホテルである。
このホテルはアテネ市内の観光のしやすさを優先して決めたので、実はプールがない。子供はこの灼熱のギリシャに来てからしきりにプール入りたいと駄々をこねるけれども、この3日間はなんとか我慢させてギリシャ神話と歴史のお勉強に集中してほしいものだ。
今回のホテルはプールはないけれど、パッパなりにかなり頑張ったと自負している。なぜなら、部屋が「Acropolis Suite with Balcony」つまりスイートだから!
予約名の通り、部屋はスイートでバルコニー付きである。そして、本来ならちょっと高級な洒落たレストランなどに行かないと拝めないアクロポリスがホテルの部屋から24時間眺め放題なのである。
これから3日間、この素晴らしい形式を朝も夜も眺められるのは感無量である。もちろん、部屋自体もスイートの名前に恥じない広さと設備があった。
メインとなるキングベッド、クッションは柔らかめではあったけれど、なかなか寝心地はよかった。
こちらはバスルーム。実はジャグジーが付いているのは知らなかったのでびっくりしたが、これはこれで楽しみである。アテネ市内は気温36度で日本のような湿気を感じるため、お湯をたっぷり入れて汗を流せるのはありがたい。
テーブルにはウエルカムフルーツとお水、もちろん冷蔵庫にも冷えた水ボトルが人数分入っており、これは毎日1本ずつ置かれていたのは非常に助かった。
さて、ここまでスイートルームをひけらかすとさぞやパッパさんはお金持ちなんでしょうねっと嫌みの一つでも言われそうだが、正直お金持ちではない。じゃ、なぜこんなスイートルームの部屋を予約したのかと言われれば、単純に安かったからである。
最初に言ってしまうと、このスイートルームは一泊朝食付き4名で225€だった。日本円にすると35000円程度だが、これは4名の合計額なので1名計算にすると約8750円となり、ちょっとしたビジネスホテルの値段となる。
ギリシャ自体が物価が安いということもあるが、日本人の感覚からするとこの値段でスイートルームに泊まれるなら納得できるのではないだろうか?
地元の隠れ家的レストランで夕食
ホテルにチェックインをしてキンキンにクーラーの効いた部屋で小休憩をしているとすでに夕食の時間となっていたので、家族を引き連れてレストランへと向かった。
実は夕食をするレストランもすでにパッパの中では確定済みで、見てくれだけの観光客向けレストランなんかではなく、見た目は地味でも地元民が足しげく通うようなお店が絶対に美味しいし絶対に安いと思っている。
ただ、すでに初日から猛暑で疲れた家族をいかに連れ出すかが一番の難関だったりする。特に今宵のレストランはホテルから徒歩で15分で路地裏に位置しているのでタクシーでは行けず、パッパには「たった」15分だが、家族には「15分も」と文句を言われてしまうので、近くだよと騙しつつ誘導していった。
路地裏から路地裏へと最短距離で目的のレストランへ家族を誘導したが、後々妻から聞いた話ではあまりにも路地裏過ぎて変な場所もしくは危ない場所に向かっていないかとても不安だったらしい…え、パッパはそーゆーのまったく興味ないので安心して欲しかったけれど、確かに観光客のいない路地裏は不用意に不安にさせることは間違いなかった。
やっと着いた目的のレストランがここ「Atlantikos」さん。まさに路地裏のお店であり、店内にも席はあるけれど、基本はお店の前の路地にテーブルと椅子がセットされている。
昼間の猛暑もだいぶ落ち着いてきて野外でも十分に食事を楽しめる気温になっていた。かしこまったレスランはもちろん優越感があって良いとは思うが、パッパはこの雰囲気そしてこの自由度がとても好きだ。
食事についてはあれこれ言うまでもなくすべて美味しかった。最初、夏バテ気味の子供たちは「何もいらない」というので妻と2人で勝手に注文したが、結局すべて食べられてしまったので、再注文しなければいけなかったのには苦笑したがちゃんと食べてくれて一安心でもあった。
ちなみに、後日この旅の中で1番気に入ったレストランは?と妻に尋ねたところ、このレストランだった。
パッパのギリシャ家族旅行1日目はこれで終わりです。2日目へと続きます。
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