外資系企業 入社実体験 その3

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外資系企業 入社実体験 その3

はじめに

こんにちは、パッパです。ここのところスタートダッシュで投稿していましたが、さすがに毎日更新することがいかに大変なのか実感してきました。ブログを維持して日々更新している先輩方を本当に尊敬します!さて、パッパの入社実体験も3作目、そして今現時点ではこれが最新にしてて最後の入社実体験話となります。それでは、お楽しみください。
ちなみに、パッパの詳細な経歴はこちらをご覧ください。

移住と転職

それって転職なのか?

パッパの「入社実体験 その3」は、いよいよ日本IT企業から北欧スウェーデンへ移住と同時に転職するお話となります。実はここで「転職」と言いながらも、実はパッパは日本の支社から開発部署のある主要オフィスへの同一グループ内での異動となるため、本当に意味では「転職」ではないかもしれません。そのため、純粋にまったく異なる会社から海外へ転職をしようと挑まれている方々にはちょっと方向性が違うかもしれません。ただ、法律的には日本支社を退社しており、スウェーデンの世界的に主要なオフィスへは新しく入社をしたわけですから、一応ここでは「転職」という形で書かせていただいています。

転職と移住のダブルパンチ

転職だけでも結構大変

パッパも日本で転職しているからこそ、転職は環境・人間関係・業務内容が一新するため、心身ともに非常に負担がかかることを理解しています。実際、転職時には新しい環境に溶け込もうとする努力、自分の力を見せることで回りに認めてもらおうとする努力など、より一層業務やコミュニケーションに気を使うため、いつも以上に多忙になりますし、疲労してしまいがちです。
パッパは同一グループ内での「異動」的な転職ではありましたが、地理的な職場はもちろん日本からスウェーデンになり、かつ上司や同僚もすべて日本人ではありません。業務も実はまったく異なる部署への配属だったため、正直最初の数週間はまったく余裕がなかったです。

新たな生活へのチャレンジ

ただでさえ大変な海外への「転職」に加えて、家族全員で移住をしたわけですから、家族の衣食住を整えなければいけませんでした。移住直後には、パッパ自身の業務開始と同時に家族のために銀行開設、パーソナルナンバー申請(日本でいう住民登録)、子供たちの現地学校から日本人補習学校の手配などなど、毎日やることは尽きませんでした。
そして、一番の大きな最初の試練は住宅でした。移住直後は会社が住宅を用意してくれているため、安心して過ごすことができますが、それも数か月と限度があります。つまり、その貸与されている住居にいる間に、次の住まいを自分で探さなければいけません。これ、日本であればなんのことはないと思われるのでしょうけど、ストックホルム特有の住宅事情や土地勘のまったくないパッパと妻にとっては、この住宅選びが一番大変でした。
もちろん、最終的にはちゃんと次の住居を探すことに成功をして、今では自分のアパート(日本でいうマンション)を購入して住んでいますので、ご安心ください。詳しいストックホルムの住宅事情については、別途ブログを書きたいと思います。

意外な突然のご褒美

そんな毎日大変な状況であることを家族が察してくれたのでしょうか。ある日突然、帰宅すると妻と子供たちがパーテイーの準備をしているではありませんか。誰の誕生日でも記念日でもないのに不思議に思って聞いてみると、なんとパッパへのいつもありがとうパーテイーでした。家族だって初めての土地でそれぞれ頑張っているのに、パッパのことを気遣ってくれて、ささやかなお祝いを用意してくれた妻と子供たちには感謝しかありませんでした。本当にありがとう。

新天地でのスタートアップサポートは?

スウェーデンでのサラリーマン最初の1歩

スウェーデンでの初出勤はとても天気が良かったのを今でも覚えています。一応、パッパは過去に何度かスウェーデンへは出張で来たことがありましたが、新しいローカルな従業員としてこの地に立つことになろうとはあの当時は想像もしていませんでした。
指定されたオフィスに到着後、パッパは携帯電話など持っていなかったので、レセプションに行って上司の名前を言って呼び出してもらいました。数分後レセプションの女性がちょっと不思議そうな顔をして私を見たため、「どうかしましたか?」と聞いてみると、どうもパッパはビルを間違えていたらしいです。動揺するパッパですが、上司はそんな間違いは気にせずに、こちらに向かってきてくれていると聞かされ、待つこと約5分、新しい上司が現れ固い握手でパッパのスウェーデンでの仕事が始まりました。

何よりも大事な社員証の発行

新しい上司との会話もほどほどに、まずはパッパの社員証をもらいに行きました。日本であれば、通常は総務部などの部署に行って、社員証をもらうはずなのですが、どうもメールに書かれている説明には、「社内のとある部屋で社員証を発行してください」と書かれているだけでした。
指示されている場所に行ってびっくり、なんと指定された部屋は無人で、部屋の真ん中に日本でいう路上などに設置されている証明写真機が設置されていました。残念ながら、社内での撮影は禁止されているため、お見せることはできませんが、書かれている取り扱い説明文などから察するに、どうもこれはこの会社専用の社員証を作成できる写真機のようなのです。
そんなわけで、取り扱い説明に従って、IDとパスワードを入れて個人認証を行った後に、カメラが起動してパシャリ。数分もしないでカコーンをパッパの目新しい社員証が落ちてきました。

仕事道具の調達

次は仕事道具の調達です。IT会社で仕事道具と言えばもちろん携帯電話とパーソナルPCです。
個人的にこの新しい会社支給の携帯電話を選ぶ瞬間が好きですね。スウェーデンの会社でも色々な携帯電話を選択することができるようで、その当時はサムソンのAndroid携帯やAppleのiPhone6sでした。ただ、実はパッパ移住準備の一つとしてSIMフリーのiPhone6sをすでに持っていたため、さすがに同じiPhone6sを2つ持つのはちょっと気が引けたので、サムソンのGalaxyを選んだのを覚えています。
ちなみに、パーソナルPCは残念ながらAppleなどは皆無ですべてマイクロソフトのWindows OSでしたので、特別お伝えするよな事もなく新品のパーソナルPCを受け取り、粛々と設定を行いました。

OJTすらないぶっつけ本番

パッパの入社実体験その1その2を読まれた方なら、ご存知だと思いますが、新卒や中途採用として入社した際には、少なからずオリエンテーションや研修などがありました。が、しかしパッパの場合には、同一グループ会社内での異動的な転職であったため、今回スウェーデンにきて一切オリエンテーションらしきものもありませんし、OJT(On the Job Training)的なサポートもありませんでした。

人事との個人面談

社員証とパーソナルPCと携帯電話を得たパッパが次に行ったのは、ずっとこの移住と転職をスウェーデンからサポートしてくれていたスウェーデンオフィスの人事担当との面談です。
面談時間は約2時間で、雑談も交えながらも移住直後のパッパにとっては非常に重要な情報を教えてもらいました。残念ながら具体的な情報は会社関連の情報もあるため、詳細については割愛させていただきますが、以下のような項目について細かな情報が提供されました。
  •  スウェーデンにおける住民登録
  • 銀行口座とスウェーデンIDの登録
  • 税金、年金
  • 医療および健康
  • 福利厚生(休暇、スウェーデン語教室、住宅サポート)
  • 子供(学校、育児、補助金等について)
  • 配偶者(仕事と教育)

さてここで、人事からもらった色々の情報の中でもパッパが「お、そんなことまで?」という良い福利厚生を3つほど上げさせてもらいます。

海外からの移住者への手厚い福利厚生 その1

スウェーデンに移住をしてきた転職者たちへの気になる福利厚生 その1。
スウェーデンへの転職者には約1年間のスウェーデン語習得に関する補助金が支給されます。授業費から教科書代まで含めてある一定の金額までを1年間支給されるため、ほぼスウェーデン語が始めてた転職者たちはこの補助を使ってスウェーデン語の取得に励みます。
パッパもこの福利厚生を使ってスウェーデン語の教科書やワークブック、そして授業料を補助してもらいました。

海外からの移住者への手厚い福利厚生 その2

その2は、住宅支援です。前述で説明した通り、スウェーデンに移住かつ転職で来た社員には一応手厚い(?)住宅支援があります。
まずは日本からスウェーデンへの引越し費用は全額会社が出してくれました。当たり前ではありますが、移住をするわけですから、家財道具一式を日本からスウェーデンに移動させる必要があります。家具はもちろんのこと、スキーやキャンプ用品、自転車なども入れるとかなりの量になりました。そして、パッパが一番笑えたのは、家具の中に日本のIKEAで買ったソファーやベッドがあったことです。これぞ、本当の逆輸入です。
スウェーデンに到着してから一定期間は会社が住宅を支給してくれてました。要は仮住まいですね。パッパの場合には、ストックホルム中央駅から旧市街地(ガムラスタン)を抜けた先にあるセーデルマルムに100㎡を超える仮住まいをあてがわれました。スーパーマーケットも薬局も目の前にあり、最寄り駅まで徒歩30秒ほどの超好立地な仮住まいだったのを今でも覚えています。しかし、家族には反対に広すぎてしまい、複数のベッドルームがあるにも関わらず、いつも結局家族みんなで一緒に寝てるなんてこともありました。
なお、パッパはそこで暮らしながら自分の新しい住居を探さなければなりませんでした。住宅やマンションなどを購入する場合には、各個人が責任をもって探して購入しなければいけませんが、賃貸の場合には大手の賃貸会社の有償サービスを会社負担で得ることができました。具体的には、賃貸会社がパッパの希望に沿った賃貸物件を探してくれます。そして、興味のある賃貸物件との交渉、入居時の状態確認と状態確認書類の作成と提供が主なサービス内容となります。

海外からの移住者への手厚い福利厚生 その3

3つ目は普通と言えば普通なのかもしれませんが、スウェーデンでの税務に関するコンサルティングサービスです。日本で確定申告があるように、スウェーデンにも年に一度収めた税金を確認したうえで、支払った税金が不足している場合には追加で税金を払い、超過している場合には還付金を受け取ることができます。

海外からの転職者たちにとって初年度は移住とも重なって色々と税務関係で複雑になりがちのため、会社が税務関係の外部コンサルティングサービスを手配して、社内でのスウェーデンの税務についての説明、そして個々の税金の計算や支払い方法などをサポートいただきました。

ミクロからマクロへ

スウェーデンのIT会社に転職して思う一番の違いは、そう「ミクロからマクロへ」でしょう。日本在住時の自分の視点がミクロ、そしてスウェーデンオフィスの自分の視点がマクロです。これは、別にどちらがすごいとか優れているとかではなく、あくまでも視点の違いを述べているにすぎませんので、あしからず。

日本での仕事はミクロだった?

大概どんな会社でもそうですが、会社とは何かしらかの製品やサービスをお客様に提供することで成り立っているかと思います。パッパも同じく、日本在住時には自身が務める会社の製品やサービスをお客様に提案活動を行い、求められる機能や仕様に応じて、カスタマイズを行って提供していました。
ただ、パッパの務める会社は北欧に製品開発など主要なオフィスがある会社であったため、製品の仕様であったり、詳細な開発状況や問題調査はすべてスウェーデンに集約されており、日本にはその断片だけが送られてくるという形でした。
もちろん、日本のオフィスは日本のオフィスで非常に重要な役割があります。それはお客様との非常に緊密で透明度の高い信頼関係を構築しなければいけないことですが、提供する製品やサービスの根本的な情報が北欧のオフィスにあり、支社になかったこと、そしてお客様との直接的な繋がりがあったことがミクロな経済活動だと感じました。

グローバル企業のマクロな世界観

スウェーデンに来て見た視点はまさにグローバルな世界規模の視点でした。日本在住時のパッパにとってすべてだった日本というマーケットも、当たり前ではありますが、全世界にしてみたら1つの市場にすぎないのです。
パッパが現在いる部署では、とある製品の全世界への展開状況を一目で見ることができ、各市場各プロジェクト単位での進捗具合や、問題の数、そして今後のビジネス展開など今までパッパが日本でやってきたようなことがそれぞれ違う国でも行われているんだなと実感しました。そして、同じようなことを異なる地域や国で行う上で、この世界規模での支店が非常に重要な役割をもっていることを実感しました。

まとめ

パッパの外資系企業 入社実体験その3いかがでしたでしょうか?海外への転職というだけでも大変なのに、移住も重なることで多忙を極めたパッパでしたが、スウェーデンの会社に入社した際の雰囲気が少しでも感じ取れたのであれば幸いです。
また、パッパがスウェーデンで仕事を始めた際に感じた視点の違いはまさに経済学のミクロとマクロの視点でした。別にスウェーデンだからっというわけではありませんが、この視点や考え方は世界的に展開している企業の主要オフィス勤務をすることで得られるのでしょう。ミクロとマクロの両方の世界を知っている強みをこれからも生かしていきたいと思います。

 

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