ギリシャ家族旅行記 6日目

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ギリシャ家族旅行記 6日目

こんにちは、パッパです。2023年の夏休みはずっと楽しみにしていたギリシャ旅行です。まだ帰宅して間もない間に楽しい思い出、そしてこれからギリシャのアテネやザギントスに行かれる方の役立つ情報になればと思いブログに起こしてみた。

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硫黄ビーチ

今日はザギントス島滞在の最終日。明日の朝には帰国の便に乗るので今日1日が最後の日である。

家族で今日は特別な予定を作らずにゆっくりしたいと言われていたので、パッパも朝からプライベートプールで泳いだり、サンベッドで本を読んだりしていたが、やっぱりせっかくだからどこかに行きたいという思いが強くなってしまう。

実はギリシャは日本のように地震が多い国だが、ここにも温泉があると聞いたことがある。そして、このザギントス島にも硫黄ビーチなるものがあると聞いていたので、1人でも行ってみようと思ったら子供も付いてくることになった。

こちらがXigia Sulfur Beachである。お昼前に到着したからかまだ影になっているが、思った以上に小さなビーチである。

肝心の硫黄は、確かに駐車場で車を降りた瞬間からそこら中に匂っていた。温泉街にでも来たかのような錯覚を覚えた。が、しかし肝心の温泉らしきものはまったくなく、海も午前中だったからかとても冷たかった。

どうもこのビーチは本当に硫黄の匂いがするだけのビーチみたいだった。ビーチ自体も砂浜というよりも、大き目の小石が多く裸足で歩くとちょっとした足裏ツボ押しマッサージに乗っている状態に近くてかなりの激痛を伴った。

面白かったのはビーチに向かって左側には泳がずにいける洞窟があり、子供と一緒にそこまで歩いて洞窟の中を探検することができた。

探検といっても洞窟は奥行き数メートル程度なので外からの光も届いていたし危険ではなかったが、洞窟の中からかすかに見える海が幻想的に見えて少しの間ぼーっと眺めていた。

良いビーチはどこに?

硫黄の匂いがするビーチはやはり物珍しいようで、みるみるうちに人でごった返し始めるし、大粒の石のビーチは容赦なく足裏を攻撃してくるので、パッパと子供は早々にこのビーチを後にすることにした。

とはいえ、まだまだお昼までは時間があるので、ビラに帰る道すがら適当にビーチを探してみようということになった。

こちらはビーチというよりも港のようだった。海沿いに小さな教会を模した置物があったので写真に収めたが、考えてみたらこれってもしかして漁の安全とか死者を弔うためにあるのかだろうか?

港と言っても小型船ばかりの小さな船着き場といった感じだったが、海の透明度が非常に高くて、風がなければよくインターネットで見るような空中に浮いた船を撮影できたかもしれない。

こちらはまた別のビーチ。レストランも海の目の前にあったりとロケーション的には最高なのだが、先ほどのビーチも同様にどうも海の中が汚い感じがしてしまい、パッパも子供もシュノーケリングをする気分にはなれなかった。

昔行ったモルディブやハワイ・グアムの感覚でシュノーケリングも楽しみにしていたのだが、どうも地中海は違うようだ。

午後はビラで家族みんな思い思いに過ごすこととした。プライベートプールで泳いだり、サンベッドで本を読むなど、何もしてないが、これが最も贅沢な時間の使い方だったのかもしれない。

最後の晩餐

ザギントス島最後の夕食もやっぱりギリシャ料理のテイクアウトにした。

まずはもうギリシャに来てもう毎日食べていると言って間違いないカラマリである。このお店のカラマリもなかなか大きなイカを使っていて良かったのだが、なぜか再度のポテトがフライドポテトではなくて茹でポテトだったのは初めてだった。

こちらは小魚のフライ。カラリと揚がっていてレモンとよく合う。おつまみにぴったりな一品である。イカなどと違って単価が安いからなのか、この小魚のフライだけはボリュームたっぷりだった。

このレストランではずっと食べたかったティロピタがあったので即注文した。

ティロとはギリシャ語でチーズを指しており、もちろんそのチーズはフェタチーズだ。そして、パイ生地に包んで揚げたもだが、これがまたお酒に合うのでパッパと大好物である。

最後は子供のリクエストでエビのトマトソースパスタ。エビのエキスがしっかり出ており子供はかなり気に入ったようだったが、テイクアウトしたせいかパスタがソースを吸ってしまい柔らかくなっていた。

やはり、レストランで出来立てを食べるのがベストだろうし、次回は1度くらいレストランで食事をしたほうが良いだろうと思った。

さて、あまりパッパはお酒の話をしていないが、実はビールもワインも大好きである。ギリシャ滞在中は極力ギリシャのお酒を選んで注文したり購入したりしていたが、思った以上にギリシャのワインやスパークリングワインがあったのには驚いたし、また味もなかなか良かった。

こちらのスパークリングワインはロードス島にワイナリーがあるそうだ。

実はザギントス島にも数か所のワイナリーがあることを旅行前から調べてあったので行きたかったが、残念ながら時間が足りなかったため、行くことができないかった。が、もちろん、毎日ギリシャビール、ワイン、スパークリングワインを飲んだのでまったく後悔はない。

もう夕暮れ、ザギントス島も明日の朝にはお別れだと思うと寂しくなるが、子供は最後の最後までプライベートプールで泳いでいた。

ちなみに、本当は最終日の夕食に外のコンロでBBQをしようと思っていたのだが、もうお分かりの通り最終日にお肉や野菜などを買ってきて食べきれるかもわからなかったので諦めることとした。

ただ、せっかく素敵なコンロがあるのでキャンプファイヤーのように火だけつけて楽しむこととした。

ギリシャのビール「Mythos」とともに。

悪いことがあれば良いことがある

最後の夜は家族でギリシャ旅行の思い出に花を咲かせた。楽しかったことや美味しかった食事などとりとめもなく色々と話していたらすでに深夜になってしまったので、シャワーを浴びて寝ることにした。

シャワーを浴びているとき、ふと何かやり忘れていないか頭を過ったと思った瞬間とても大切なことを思い出した。そう、レンタカーがまだ返却されていなかったのである。

予定では19時ごろにレンタカー会社の人が滞在先のビラまで取りに来るように伝えてあったのだが、すでに23時を過ぎたにも関わらずまだレンタカー会社の人が来ていない。もしかして、勝手に持って行ってしまったのかと不安になり、急いでシャワーを出てバスタオルで髪の毛をふきながら駐車場まで下りたら、やはりまだ車はそこにあった。

きっとレンタカー会社の人が忙しいのかはたまた忘れてしまったのか早く取りに来てもらわなければ明日朝こっちが出発できなくなってしまうなどと色々頭の中を整理していた時、車の右後方部に白い線のが視界にはいった。

げげげ、なんじゃこりゃっとたぶん声に出しながら触ってみると、白い線はただの白い線ではなく明らかに凹凸があり、何かが削った跡のようだった。そう、レンタカーの車のバンパーに傷ができてしまったいたのである。

レンタカーを借りる際には360度すべての角度で写真も撮影していたし、自分でもしっかりと確認していたので悲しいがこれは自分がレンタカーを借りてからできた新しい傷だと断言できた。

なんとかこの白い線だけでも消えないものかと水道水で少し濡らしてみたが、凹凸がある時点で無理だろうと観念するしかないと思っていたところに、なんとレンタカー会社の人が車を取りに来た。

なんというタイミングなのだろうか、悲しいかなパッパも観念して正直に傷のことを伝えるとレンタカー会社の女性は修理が必要で150€を請求されてしまった。

実はレンタカーの申し込み時に料金が高くはなるものの自己負担額ゼロの保険もあったのだが、まず問題ないだろうと過信して1000€までの自己負担の保険にしていたので、150€は間違いなく自分が支払わなければいけない額だった。

すでに観念しているパッパだったので支払うことに問題はなかったのだが、なんと修理費はクレジットカードではなく現金でしか受け取れないと言われてしまった。どうもクレジットカードの決済機は事務所にあって今は持っていないかららしい。そして、明日帰国する自分も150€の現金は持ち合わせていなかった。

話し合いの結果、仕方なく事務所まではかなり時間がかかるため近所のATMで現金を下ろして支払うことで決まった。ただでさえ余計な出費で落ち込んでいるのに、まるで歌舞伎町でぼったくりバーでぼったくられるおじさんのように夜な夜な町のATMで現金を落とした。

余計な出費と哀れな自分の姿に落ち込んでいると、運転をしてくれたレンタカー会社の女性が優しく励ましてくれた。「起きてしまったことは仕方ない、またぜひザギントス島に来てね」と言われ少し元気が出た。

女性の運転で滞在先のビラまで戻ってきて約束の修理費を支払った。レンタカー会社の女性は金額を確認して再び運転席に乗り込み車をUターンさせ始めた。実はビラの前はかなり細い路地なので、小さいこのレンタカーでも数回切り返さないとUターンできないのだ。

最後の切り返しでバックする際に予想だにしない問題が起きた。レンタカー会社の女性が運転でする車はアクセスを踏み過ぎたのか、突然急加速してバックしてきてビラの壁に激突してしまったではないか!後方で見ていた自分もあっけにとられていると、運転席から女性が出てきて一緒に車がぶつかった左側を見てみた。

正直、自分の付けてしまった傷よりもかなり深刻だった。バンパーはもちろん、ブレーキランプからウインカーまで割れてしまっているではないか。

なんてこった、自分もレンタカーに傷をつけてしまったが、まさかそのレンタカーを持って帰るはずの女性が自分よりも酷い傷をつけてしまったのだ。それも、先ほどまで車内で自分を優しく励ましてくれていたのにだ。

さすがにパッパもこれには動揺してしまった。元をただせば、パッパが車に傷付けなければこんなことにはならなかったであろうに。どうやって彼女を励まそうか、いやもしかして自分にも責任があるとか追加でお金を請求されてしまうのだろうか?とか色々頭の中で考えいた。

ほんの数分だっただろうか、2人で呆然としていたが、彼女はこの事態を飲み込んだのかそれともこの状況から逃げたかったのか、ただ突然「Good night」と微かな声を絞り出すとそのまま運転席に乗り込んで車は去っていた。

翌朝、実際にレンタカーが激突した場所を確認したら真新しい傷ができていた。

ちなみに、レンタカー会社の女性がアクセル操作を誤って急バックした際にパッパは後ろに立っていたのだが、立ち位置があと右に1mずれていたら、確実に壁ではなく自分が車にひかれていただろう。そう思うと、150€は確かに痛い出費ではあったが、怪我なく旅を終えることができてラッキーだったのだろう。

ザギントス島最終日は朝9時のフライトだった。パッパは昨晩のレンタカー事件で興奮して眠れず頭もぼーっとしていたが、家族みんながこの素敵なビラとの別れを惜しんでいた。

実はザギントス島からスウェーデンのストックホルムまでは直行便が存在しない。本来であれば、アテネまで戻って直行便に乗るのが定番なのだろうが、今回パッパはザギントス島からプラハ経由のストックホルム行き航空券を予約していたので、パッパたち家族はザギントス島を離れたのちに、プラハで数時間ではあるがプラハ観光を楽しんだ。

本当に数時間のプラハ滞在だったが、美味しい地ビールも飲めたし、次はゆっくりと来てみたい町だった。

さて、最後にこの章のタイトルである「悪いことがあれば良いことがある」にも触れておきたい。

天気にも恵まれたプラハ観光は楽しかったが、余計な出費150€を忘れたわけではなかった。が、しかしプラハからストックホルムまでの短い飛行機ではあるが、なんとエコノミークラスがオーバーブッキングだったらしく、家族全員でビジネスクラスに乗れたことはきっと150€以上の価値があったに違いないだろう。

これでパッパ家族のギリシャ旅行は終わりだ。

まさか一度は訪れたギリシャ・アテネに再訪、それも家族を連れていけるとは思いもしなかったが、観光に食事にバカンスにすべてが非常に楽しかったし、家族にとっても忘れられない思い出となったと思うと企画したパッパも安心できたが、あまりにも良かったせいか今でも思い出すと少し悲しくなるのはまだまだ自分が現実に戻り切れていない理由でもあるんだろう。

ちなみに、ザギントス島の高級ビラのオーナー曰く、本来ザギントス島に来る客は7日から10日が平均的な滞在日数らしい。正直、その日数の場合にはあのビラには宿泊できないと思ったが、まだ次の夏休みまで一生懸命働く理由は見つかったと思った。

 

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